マンションなどの建物の
躯体に生じる劣化は、どのようなものがあるのでしょうか。
建物を安全に建築するためには、
躯体における劣化状況を確認することが大切です。
ここでは、建物の
躯体の劣化についてお話しします。
▼建物の
躯体とは?
地震などの災害に耐えるための建物の構造を支える骨組みのことです。
主に、柱や壁、梁、床などを指し、
内装外の仕上げや設備以外の部分のことを言います。
躯体の構造としては、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の3種類に分けられます。
▼
躯体の劣化
■内部のサビ
雨漏りにより、コンクリート内部に水が溜まり鉄筋がさびます。
サビは、外装の塗膜を破り、ひび割れが発生するのです。
■ひび割れ
何らかの応力が作用して生じる引張破壊現象のことです。
ひび割れが広がることで、雨水が入り建物を傷めてしまいます。
■下地調整材の浮き
躯体に、タイルや仕上げ材を塗る前にセメントで段差を修正します。
そのセメントと
躯体の境目に水分などが入り、浮いている状態となるのです。
■エフロレッセンス
下地のコンクリートやセメントモルタルのアルカリ部分が、雨水により溶けだします。
その結果、空気中の炭酸ガスなどに反応して、表面に白色の粉状が結晶化する状態のことです。
▼まとめ
躯体の劣化には、内部のサビやひび割れ、下地調整材の浮きなどが挙げられます。
建物は、経年劣化や外部環境などに影響しますので、しっかりと点検することが大切です。
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躯体の劣化に関して相談があれば、ぜひお問合せください。