建物の完成前・完成後を問わず、建物調査を行うことで品質と安全性の維持が可能となります。
そこで今回は、建物検査の内容について解説します。
▼建物検査の内容
建物検査とは、建物が安全かつ正確に施工されているかを確認するための点検や調査をさします。
以下に、建物検査の具体的な内容を見ていきましょう。
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躯体の仕上がり検査
躯体とは、柱・梁・壁といった建物の基礎となる部分のことです。
仕上がり検査では、
躯体が設計図通りに施工されているかをチェックします。
各部分の寸法や、換気扇などを取り付けるために壁に開ける開口部の位置など、図面と照らし合わせて細かく確認するのです。
■ひび割れ検査
コンクリート部分に発生するひび割れ(クラック)の有無を検査します。
幅や検査した日付をひび割れの近くに記入することで、後日の再検査の際にひびの進行具合を確認することが可能です。
モルタルなどの資材を使用して、ひび割れをその場で補修する場合もあります。
■打診検査
外壁の表面を検査用のハンマーで叩いたり、転がすことで隠れた問題を発見する方法です。
施工不良や劣化によって外壁が浮いたり、剥離しかけているかが分かります。
■断熱材検査
ウレタンなどの断熱材が、断熱性を正常に発揮できるように施工されているかを確認します。
専用の器具を使うことで、断熱材が基準値に沿った厚みで施工されているかが判別できるのです。
▼まとめ
建物検査の内容について解説しました。
躯体の仕上がり検査・ひび割れ検査・打診検査・断熱材検査という検査内容があります。
当社では、大阪市を拠点に数多くの建物調査を行ってきた実績があります。
第三者の公正な目線での調査をご希望される際は、ぜひご利用ください。