建物の各所に施工される断熱材は、
マンションでの住環境を快適なものにするために重要な役割を果たします。
今回は、
マンションにおける断熱材の施工法について解説します。
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マンションでの断熱材の施工法
断熱材は、建物内に外気が与える影響を軽減するために、施工される建築資材です。
施工することによって、暑さや寒さといった外気温の変化が室内に伝わりにくくなるため、夏や冬でも快適に過ごすことが可能になります。
断熱材は、近年建築される
マンションではほぼ標準設備です。
しかし、築数十年の
マンションでは施工されていない場合があるため、リフォーム時に新たに施工が行われることがあります。
マンションに断熱材を施工する際の施工法について見ていきましょう。
■内断熱
内断熱は
マンションの屋内側に、断熱材を設置していく工法です。
豊富な種類の断熱材を使用できる施工法なので、断熱材の選び方によっては施工コストを下げることが期待できるでしょう。
日本においてはポピュラーな施工法のため、工事を行える業者が多いというのも特徴です。
■外断熱
外断熱は
マンションの外壁側を丸ごと、断熱材で包みこむ工法のこと。
断熱材で建物を覆うからこそ実現できる、非常に高い断熱性が特徴です。
外壁側に断熱材を設置するため、リフォーム時に屋内の居住スペースが断熱材の厚みの分だけ狭くなるという問題も起こりません。
▼まとめ
マンションでの断熱材の施工法について解説しました。
内断熱と外断熱という2種類の施工法には、コスト面や断熱性能といった特徴があります。
マンションを新たに建てる際やリフォームを行う場合には、今回ご紹介したそれぞれの施工法を検討してみてはいかがでしょうか。