コンクリートの耐用年数とは?寿命との違いを解説
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2022/04/21
コラム
「鉄筋コンクリートは頑丈そうだから耐用年数も長そう」とお考えの方は多いと思います。
実は建物の耐用年数と寿命の意味合いは異なり、混同されがちです。
そこで今回の記事では、鉄筋コンクリートの耐用年数について解説します。
▼鉄筋コンクリートの耐用年数
耐用年数とは、建物を使用できる期間のことです。
一般的な鉄筋コンクリートの耐用年数は、構造や用途によって耐用年数が異なります。
その違いは、以下の通りです。
【構造ごとの耐用年数】
・軽量鉄骨プレハブ:19~27年
・重量鉄骨:34年
・鉄筋コンクリート:47年
・木造:22年
【用途ごとの耐用年数】
・事務所用:50年
・住宅用:47年
・病院用:39年
・飲食店用:34年
補足ですが、不動産で収益を得ている場合耐用年数に応じて費用の計上が可能です。
耐用年数は、減価償却費用の計算によく使われております。
▼耐用年数と寿命の違い
耐用年数とは、先述のように減価償却費用を計算するために決められたものです。
しかし、RC造の寿命は65~100年以上となっております。
そのため、耐用年数を超えても長期間にわたって快適に過ごすことが可能です。
■鉄筋コンクリートが頑丈な理由
材料の強度は、伸張・圧縮にどれだけ耐えられるかで決まります。
鉄筋コンクリートは、その両方に耐えられる力がある素材です。
また錆びにくい性質もあるので、耐用年数と寿命が長いと言われております。
▼まとめ
鉄筋コンクリートは圧縮や伸張に耐えられる力と錆びにくい性質があります。
そのため、耐用年数も47年と長く設定されているのです。
しかし実際の寿命は65~100年となっており、その数値は耐用年数のものとは異なります。
合同会社えにしすは、大阪で建物検査を行っている会社です。
コンクリートの耐用年数に関するお困りごとにも対応しておりますので、ぜひお問い合わせ下さい。